地球上最大・最小の生物


同じ地球上の生物なのに、なぜこんなにサイズがバラバラなのか・・・。考えたことありますか?



こないだ、友人と話をしていたら、「彼女と本屋に行ったとき、森公美子がいたらしいのだが、気が付かなかった」と言った友人の話を聞いて、ビビったぼくです。

いや、百歩譲って有名人に気付かないってことはあるかもしれないけれども、あれだけのビッグサイズのひとがその辺(しかも本屋!)にいたら、気付くやろって思ったんですが・・・。ひとの感性って色々ですね(はあと)。

さて。それにしても、なんで同じ人間なのに身体のサイズってこんなに違うんですかね。生育状況?食べてるもの?育った環境が違うから?

もう少し範囲を広げてみると、同じ哺乳類なのに、めちゃくちゃデカい生き物もいれば、むっちゃ小さい生き物もいる。こりゃどういうことなんでしょう。

地球上最大の生物、最小の生物


地球上最大の生物は、シロナガスクジラと言われています

体長が最大33メートル、重さは最大136トン。体積にするとおよそ130平方メートルになるというサイズ。もはやちょっとした建造物みたいなサイズ感覚。

ちなみに、最大の鳥類はダチョウ。飛ぶ鳥でいうと、アホウドリなんだそうな。

最大の軟体動物は、薄々勘付いているかもしれませんが、ダイオウイカ。なんつっても大王ですからね。身体のデカさ的には、タコ対イカの因縁対決はイカに軍配が上がったということでしょうか。

逆に、最小の脊椎動物は熱帯地域に生息するカエルで、体長が1cm以下


最小の哺乳類で行くと、トガリネズミなどは体重が2グラムほどしかないのだとか。最小の鳥類はバラノドハチドリ(バラノドチビハチドリ)で、体重1.5グラムほどとか。

体重を表す単位が、方やトン、片やグラム。この落差たるや。

自分のサイズは、自分で決めている


では、なぜこんなに身体の大きさが生物の種によって変わるのか。

身体の大きさを左右するのは、地球上の環境の多様性と、大昔からの生物の進化によるもののようなのです。

食物やメスを奪いあう生存競争においては、身体が大きいほうが優位に働きます。ですから、世代が新しくなるにつれ、大型の種が生まれやすくなる。これが「コープの法則」というのだそうです。

チームが強くなるにつれて、急にファンが増えるのは「カープの法則」ですかそうですか(言わなくていい)。

一方、身体が小さいほうが物陰に隠れやすかったり、より多様な生息環境に適応しやすいという利点もあります。なので、むやみに身体が大きいほうが必ずしもいい、とは限らないということなんですね。

環境に合わせて、自分の身体のサイズを動物たちは決めていると。

ちなみに、身体の大きさは身体の細胞の数と大きさによって決まるのだそう。人間とマウスを比べると、体重は約3000倍違うけれども細胞1個ずつのサイズはあまり変わらないらしい。つまり、細胞の数が違うんですね。

ってことは、隣のデスクのあのデカブツは・・・って、まさかね。違うか。


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