スズメの正体

スズメの正体

ふと、明け方にコンビニに行く途中でスズメが鳴いている声を聞きました。えーと。なんでそんな時間にコンビニに出かけていったのか、ということについてはスルーさせてください(笑)。いろいろあったんじゃああ。



その時思ったのが「それにしても、スズメとカラスってどこにでもいるなあ」ということ。あまり、この地域にはスズメを見かけない、なんてことはない。多い少ないはあるのかもしれないけれど、たいてい、どこに行っても朝はスズメがチュンチュン鳴いているもんだ、という感覚がある。

スズメが登場する慣用句も、「スズメの涙」とか「スズメ百まで踊り忘れず」とか、スッと出てくるし、「舌切り雀」という童話も、聞いたことがある人の方が多いと思う。

けれども、僕らはスズメについてどれほどのことを知っているのだろうか。何を食ってるのか、どういう生態なのかとかとか。というわけで、ちょっと調べてみることにした。

スズメは何を食ってるのか


我々がスズメを見るとき、イメージ的に多いのは電線にとまってチュンチュン鳴いているところだったり、地面を何やらつついているときではなかろうかと思う。でも、地面を一生懸命つついてはいるけれど、一体何をしているのか、何か食べているのだとしたら、何を食ってるのかまでは全くわからない。

調べてみると、スズメは季節によって食べるものが変わったりするらしい。例えば春先から夏にかけて、5月~9月ごろは動物性のものを食す。例えば、ゾウムシや羽虫、アリやクモなどを食べることもあるらしい。これは、この時期が幼鳥を育てる時期で、幼鳥に栄養のある食物を与えるため、ということもあるらしい。

変わったところでは、桜の花の蜜を吸ったりすることもあるそうな。ただ、花の蜜だけチューっと吸うような、器用なくちばしではなくて、割と太めのくちばしであるため、花の蜜を吸うと花ごと落っこちてしまうようなこともあるらしい。

そして、秋から冬にかけては雑草や穀物(米とか麦とか)を食べる。街中にいるスズメは、人が落としたパンくずなんかも食べる。



なるほど。ベランダに来るスズメに米をあげたりするイメージはあったけれど、それは秋口から冬にかけての話だったのか。というか、スズメがこれだけ雑食だったことも、全く知らなかった。

ちなみに、スズメはヒトのそばで生息することを好みがちである。というのも、ヘビやタカ、イタチなどの天敵から身を守るのに、ヒトがいた方が有効だということらしい。

話は変わらないようでガラッと変わる


話は逆転して、昔の人はどうやらスズメを食べていたらしい、という話がある。旨いのか不味いのかは食べたことがないので、何とも評価しようがないのだけれど、ただ、割と小骨が多いっぽい(当たり前か)。



今でも、京都にある伏見稲荷大社では、「スズメの焼き鳥」を売っているのだそうな。以前参拝に行ったときには、この情報を仕入れる前だったから氣付かなかったけれど、知ってればちょっと食べてみたかったなあ、と思ったりはする。だから、天敵を避けるためにヒトのそばで暮らしているスズメなのにもかかわらず、ヒトによって捕獲されていた、ということもあるらしい。

それはそうと。これだけスズメをよく見かけるのだから、スズメはさぞかし日本全国に大量に生息しているんだろうと思いきや、正確な生息数は良くわかっていないらしい。ただ、1990年から2010年までの10年間に調査してみたところ、ほぼ半減したという説もある。

だから、スズメの数は減少傾向にある、ということが言えるかもしれない。実際のところ、数が相当多いことには間違いない。でも、かつてはアメリカ大陸に50億羽ほどいて、鳥類史上最大の数がいたと言われているリョコウバトは、乱獲のせいで今や絶滅してしまったという事実もある。

「半減したっつったって、まだ相当多いんでしょ?」と高をくくるのは簡単だ。そして、この半減の原因が人間による乱獲かどうかも分からない(むしろ、あまり捕獲している印象はないから、違うかもしれない)。でも、スズメが住みにくい環境になっているのかもしれない。

興味を持った時には「絶滅寸前です」なんてなことにならないように、身近な動物たちにも興味を持って見ていきたいな、と思う(真面目か)。

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