絶滅生物をめぐる冒険


最近思うんですがね。昔は龍って実在したんじゃねーかな、と(唐突)。

いや、いまだってトキやクジラが絶滅しかけてるわけで、ぼくらが知ってる動物たちが数百年後に「え?そんな動物いるわけないっしょwww」と言われてる可能性だって、否定はできないよなあと。

てなわけで、今回は絶滅しちゃった動物たちをいくつかピックアップしてご紹介していきます。ピックアップした基準は、オモロイかどうか(ヒドイ)です。



毛のあるサイ。その名も


ええ、「ケサイ」です。ググると「ケブカサイ」という別名もあるようです。ケブカサイ。毛深サイってwww。

コホン。ケサイは2万~10万年前、大氷河時代の終りにヨーロッパから北アジアにかけて広く生息していた、毛深いサイのこと。約1万5000年前くらいに絶滅したようだと見られています。

このケサイ、どうもいまアフリカにいるサイと祖先は一緒のようで、寒い地域にいるサイは毛深くなり、暑いアフリカのサバンナに移ったサイは毛を失ったようです。

氷河期に存在した寒い草原に生息していたものの、氷河期が終わり、積雪が増えた折、雪深い環境に適応できずに絶滅したものと見られています。

ケサイ。ケブカサイ。音的には西葛西みたいですがね(どうでもいい)。

日本にいたオオカミ


はい。ニホンオオカミですね(そのパターン)。以前は「ヤマイヌ」と呼ばれ、本州から四国、九州などに広く生息していた模様。祖先は氷河期に海の水位が下がった際、カムチャツカ半島から北海道、宗谷海峡を経て本州に南下してきたそうです。

最後の個体は1905年、奈良県で仕留められたという記録があるそうです。

絶滅の要因はよくわかっていないのですが、人間による狩猟や、農耕によって生息地を奪われたのが原因とみられています。

にしても、なんでオオカミってちょっとカッコイイイメージなんですかね。「一匹狼」とか「サーキットの狼」とかさ。

「一匹犬」とか「サーキットの犬」って言われても、なんかピンと来ないもんね。「この権力の犬め!」はしっくりくるけど「権力の狼め!」は、なんかアウトローな感じすらする。不思議なもんだ。

日本にもいたマンモス


はい。実は日本にもマンモスがいたらしいんです。「はじめ人間ギャートルズ」的な世界が、この日本でも繰り広げられていたんですってよ!奥さん!!

マンモスは、北海道を中心に化石(臼歯)が見つかっており、恐らく二ホンオオカミと同様、氷河期の頃に海を渡ってきたと考えられています。

日本でマンモス。個人的にはちょっと意外だったので、思わずテンション高めに書いてしまいました。ぼくらの祖先も、マンモスを追っかけてたのかもしれない、と思うと、ちょっとなぜかコーフンしますね(個人的な感想です)。

三重にいたゾウ


ええ、ミエゾウです。漢字で書けば「三重象」。一見すると「三重奏」に見えなくもない(関係ない)。

現在の三重県津市、あるいは亀山市付近で初めて発見されたので、ミエゾウと名付けられたそうな。ちなみに学名は Stegodon miensis(ステゴドン・ミエンシス)。どことなくカッコイイ。ミエゾウのくせに。

三重で初めて見つかったのだけれど、長崎、島根、東京でも化石(これまた臼歯)が発見されているらしく、日本全土に生息したと思われる。

しかし「ミエゾウ」て・・・。なんとなく、老眼鏡のブランド名とかにありそうよね。「見え蔵」的な感じで。ハヅキルーペの競合商品を出そうとしているひとは、商標登録しといた方が良いよ。どう考えてもネーミングがダサすぎて売れないと思うけど。

あ、「ミエンシス」の方でもいいよ、と思ったけど、「見えん」て言ったらだめか、って何の話だっけ。そうそう。ミエゾウね。

とまあ、狭い狭いと思ってた日本にも、ゾウやマンモスが生息していたという事実。すごいなあ。ミエゾウは体長8メートル、肩高4メートルもあったそうで、いま考えたらスゴイことだなあと思う。

マンモスだのゾウだのが行きかう日本・・・。うむ。現代社会にはちょっと合わなそうだけど、魅力的ではある。


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