パンダは珍獣である

パンダは珍獣である

パンダ。正確に言えば、ジャイアントパンダ。食肉目クマ科ジャイアントパンダ属。

皆さんご存知、白黒の愛くるしい動物です。様々なキャラクターやイラストなんかにもなってるのもカワイイですが、実物もカワイイですよね。

しかし、ジャイアントパンダは相当の珍獣らしいのです。その珍獣っぷりは「世界三大珍獣」の一つに挙げる人もいるほど。まあ、この手の「世界三大〇〇」は、眉唾ものも多いけども。

それにしても、このパンダというヤツは、相当変わっている。そもそも、竹林の中で生活しているというのに、あの白黒のカラーリングはどういうことか。

例えばサバイバルゲームをしよう!という時に、白黒のユニフォームを着てきたヤツがいたとしたら、どうですか。たぶん、チームメイトからは「アイツ・・・」という顔をされるし、相手チームの人も「え?」と思うに違いない。

それと同じようなことを、パンダはナチュラルにやっている。しかも、なぜあのカラーリングなのかは、諸説あってハッキリしないのだとか。珍獣である。

■アイツはクマなの?なんなの?
パンダを見たことがある方はお分かりと思いますが、形状としてはクマっぽい。こりゃクマの仲間かな・・・と思いきや、主に笹や竹を食べて生活するという。うーむ。じゃあクマじゃないの?と思うと、中国語では「大熊猫」と言ったりする。え?ネコじゃないでしょ・・・とか、謎が謎を呼ぶ。

結論を言うと、一応パンダはクマの仲間になる(クマ科、と言ってるしね)。

そこで疑問になるのが「なんで笹だの竹だのを食ってるの?」ということ。ですよね?パンダが竹を食べている背景には、実は、パンダの恐るべき生存能力が隠されていたのですよ・・・!(大げさ)。

パンダは結構昔から中国に生息していたらしく、概ね300万年前ほどの化石が発掘されているのだとか。その頃は厳しい氷河期で、餌がない。パンダも相当ヤヴァイ状況に置かれていたと想像されます。

そこで彼らが採った戦略は、氷河期でも生息する竹を食べる、というもの。

クマの仲間であるパンダは、もともとは恐らく肉食、あるいは雑食だったと推測されています。しかし、氷河期という危機的状況に直面し、「お肉がないなら、竹を食べればいいじゃない」的(ちょっと違う)、驚異の雑食力を発揮したらしいのです。

そう考えると、ボンヤリした顔で竹をハムハムしている姿を見ると、愛くるしいのと同時に「パンダ・・・恐ろしい子!」という気持ちになりますよね(個人の感想です)。

また、パンダといえばクマにしちゃ丸顔ですよね。これはどうも、竹をハムハムし続けた結果、咀嚼筋が発達して丸顔になった、という説が有力だそうです。

■実は指が6本あったりする
ええ。そうらしいんです。僕もパンダの手をじっくり見たことがないのですが、5本指に加えて、親指状の指がもう一本あり、それが竹を挟み込むのに適した形状になっているのだとか。珍獣である。

そして、パンダは恐ろしく燃費が悪い。

ご存知の通り、パンダの主食は笹や竹。つまり主に草食です。ほとんどの草食動物は、腸が長くできていて、例えば牛であれば体長の20倍ほどの腸を持っています。また、胃がいくつもあったりして、消化器が発達していることがほとんど。

ところがパンダの腸は体長の4~6倍ほどしかない。ちなみに、人間の腸も体長の4倍程度だそうです。それでも、圧倒的な消化力を持っているならば良いのですが、そういうわけでもない。竹をほとんど消化しきれず、6~7時間後には笹や竹そのままの色のフンを排泄するのだとか。

なので、当然竹から得られる栄養素も少ない。となると、勢い、たくさん食べることになる。でも、大して消化できない・・・。なぜだパンダ。なぜなんだ。

調べれば調べるほど、珍獣である。パンダ。

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